父の被爆体験記
父に頼まれて、編集した本です。
文章は、原稿用紙に細かい字でびっちりと書かれていた原稿をほぼそのまま使い、私はワードで清書しただけ。
そこに原爆資料館から転載許可を得た画像や、当時の家族の写真、私の感想などを加えて最低ページ数(印刷製本するには25ページ以上)を満たし、出版に至りました。
元々の原稿は、被爆者代表の一人として、ピースボート乗船選考に当たっての書類審査時に提出したものだと思います。
それを元に、大幅に加筆して、原稿用紙にあらたにまとめなおしたのでしょう。
90歳を目前にした父の「今、伝えておかなければ」という必死な思いが痛いほど伝わってきたので、依頼を受けることに躊躇はありませんでした。
当時の私は、正社員として多忙な日々を送っていましたが、これまでの親不孝の罪滅ぼしのつもりで、精魂傾けて(ちょっと大袈裟ですm(__)m)取り組むことにしたのです。
完成した本は、30冊、50冊単位で、父自らが購入し、親戚や知人・友人へ。
これを書いている今、父は93歳、手の震えが顕著になって、鉛筆で細かい文字を書くことは困難になっています。
本文中で「癌闘病中」だった弟は逝き、一番下の弟までも亡くなってしまったので、父の兄弟は、もう誰もいなくなってしまいました。
30頁程度の体験記が1冊1100円もしますから、一般の方に購入して頂けるとは思っていませんが、父を満足してくれただけでも、出版した甲斐はあったと自己満足しています。
